平成8年度 委託研究ソフトウェアの 成果ソフトウェア

(14) ゴールに依存した抽象化を用いた法的推論

研究代表者:原口 誠  教授
      北海道大学工学部



ゴールに依存した抽象化 (GDA) を用いた
法的類推システム: GDA-LES



[環境]

	マ シ ン: UNIX マシン
	環  境: UNIX (SunOS Release 5.4)
	言  語: SICStus-Prolog 3 #3

   ※UNIX上のSICStus-Prolog 3 #3が動作する環境であれば
     通常は動作するが、動作保証は上記のみとする。


[概要]

   本システムはゴールに依存した抽象化を用いた法的類推を行う。本システムでは
   法的ルール(条文等)の目的とその証明を保存する類似性を検出する。検出される
   類似性は概念集合の分割であり、各同値類を類似概念の集合としている。その類
   似性は本システムに添付した簡易版の法的類推システムにおいて直接用いられる。

[機能]

   適用分野:法的推論
   機能概要:文脈に依存した類似性の検出
   主な入力:順序ソート論理の確定節形式で記述された法的知識およびゴール
   主な用途:法的類推、法的知識のデバッグ

[ファイル構成]

  Readme-J ........... ファイル構成の一覧
  Readme-E ........... ファイル構成の一覧の英語版
  INSTALL ............ インストール方法
  manual.txt ......... ユーザーズマニュアル
  name.txt ........... 著作権者氏名
  pub.txt ............ 発表先一覧
  spec.txt ........... プログラム構成仕様書
  src/
    newgda.pl ........ メインモジュール・ソースプログラム
    user.pl .......... インターフェース・ソースプログラム
  sample/
    demo.kb .......... サンプル知識

  ソース量:71KB (2405 step)
  文  書:ユーザーズマニュアル (日本語テキスト形式)

[特徴]

   ・法律の目的と与えられた状況に依存して切り替わる類似性を検出できる。
   ・可能なすべての類似性を発見する。
   ・膨大な数の類似性を辞書的知識に基づく制約を用いて効率的に探索している。
   ・順序ソート論理による簡易推論システムが提供されている。
     この推論システムでは、検出された類似性を直ちに用いて類推が行える。

[FTP]


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