平成8年度 委託研究ソフトウェアの概要

(2) KLIC の視覚的インターフェースに関する研究

研究代表者:田中 二郎 助教授
      筑波大学 電子・情報工学系


    ビジュアルプログラミングとは、複雑な事象を単純化・抽象化したシンボルで表わすなどして視覚化し、これらを直接操作することによってプログラミングを行なう技術である。  本調査研究は、klicおよび、klicのTcl/Tkインターフェースklitcl を用いて、kilicプログラミングやデバッグをビジュアルかつインタラクティブに行えるようなシステムを完成させることを目的とする。そのため、従来のビジュアルプログラミング研究においては、図形言語をテキストベースのプログラミング言語から完全に切り離した形式で提案することが多かったが、本システムでは、 システムを既存のテキストベースのklic処理系に寄生させて実現し、図形言語と既存言語との共存を計る。また、ビジュアルかつインタラクティブなインターフェースを目指し、特にアニメーション技法をプログラム実行の視覚化に使用する。

研究の期間  平成8年6月1日より平成9年3月末日(昨年度から継続2年目)
研究従事者
田中 二郎  筑波大学電子・情報工学系 助教授
南雲 淳   筑波大学大学院理工学研究科 修士1年
中島 哲   筑波大学大学院理工学研究科 修士2年
馬場 昭宏  筑波大学大学院工学研究科 修士1年

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