平成8年度 委託研究ソフトウェアの概要 |
本調査研究は、新世代コンピューター開発機構で開発した並列論理型 言語KL1/KLICを用いて,分子進化系統樹作成法のひとつである最尤法の並列環 境への実装を行ない,大規模な遺伝子データを実用的な時間内で処理できる, 現実的な遺伝情報解析プログラムを開発することを目的とする。調査研究の内 容は次のとおりである。
○距離行列法によりガイドツリーを作成し,それをもとに不安定なサブツリー
を選択した上で完全探索する述語を記述する。
○モデルツリーを用いたシミュレーションを行ない,アルゴリズムの正当性及
び有効性を確認する。
○分散環境で高速に大量のデータを処理できるようプログラムの修正・改良を
行なう。
○マニュアル及びドキュメントの作成を行なう。
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