平成8年度 委託研究ソフトウェアの概要

(12) 一般化 LR 法を用いた頑健な並列構文解析に関する研究

研究代表者:國藤 進 教授
      北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科


    本調査研究で研究開発する一般化 LR 法を用いた頑健な並列構文解析 ソフトウェアは、予め与えられた文脈自由文法のもとで、入力文(自然言語) に対する構文解析結果を出力する。従来のソフトウェアと異なり、システムの 文法に適合する文だけでなく、不適格文をも受理できる頑健な構文解析ツール である。本ソフトウェアは、初年度に UNIX 上で動作する prolog 版の 頑健 な一般化LR 構文解析システムを実現した。今年度は、UNIX 上で開発したシス テムの知見を生かして、不適格文解析の並列アルゴリズムを考案する。また KL1 言語を用いた並列一般化 LR 構文解析システムをPIM上に実装する。

研究の期間  平成8年6月1日より平成9年3月末日(昨年度から継続2年目)
研究従事者
國藤 進   北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科 教授
奥村 学   北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科 助教授
タナラック・ティラマヌコン 北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科 助手
今井 宏樹  東京工業大学大学院 博士課程1年次

www-admin@icot.or.jp