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研究の内容

文法のモデル化  

東京外国語大学・外国語学部・日本語課程で行なわれている日本語 教育の教材を基に日本語文法のモデル化を行なう.複数の日本語課 程教官によって文法規則を作成することで,文法のモデル化の際の 属人性を排除し,結果としての文法規則の均質性を実現する.モデ ル化を基に辞書や文法規則記述の方法論を確立する.

LTB日本語文法規則の再編  

上記の文法モデルを使ってLTB日本語文法規則を再編する.再編と 同時に,日本語学の成果を採り入れた規則の修正と不足の規則の追 加を行なう.日本語教育の教材を参考に機械処理用の文法規則の利 用者マニュアルを整備する.

利用者ニーズに基づく仕様変更

再編した文法規則の再利用性を検証する.利用者ニーズに基づく文 法規則の仕様変更要求を調べ,その変更要求に沿って文法規則の変 更手順を記録する.仕様変更要求は,(1)工学部における学部学生 用の自然言語演習に必要とされる文法規則の作成,(2)留学生のた めの日本語教育の演習に必要とされる文法規則の作成とする.

評価と文法モデル(文法規則)の改良

検証結果を評価し,(1)文法規則の利用単位,(2)規則をどのように 体系化するのか,(3)利用者要求に該当する文法規則の検索手段や 検索の方法をどのようにするのか,(4)文法規則の変更手続き,あ るいは新規作成手続きをどのように定式化するのかを検討する.検 討結果を前記「文法のモデル化」,「LTB日本語文法規則の再編」で示した文法と文法規則に 反映する.



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