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本研究では集合的な状況のモデルを状況理論に基づいて形式化した。さらに、
このモデルに基づいて推論システムを構築した。このシステムにおいて複雑な
時間関係を持つ事例を直接的な記述で表現でき、時間関係を考慮した推論を行
なえることを示した。本研究の成果は以下のようにまとめられる。
研究上の成果
- 集合的状況モデルは様相論理の拡張である。状況(世界)は状況素の集合として
表現されるので、状況間の関係や演算を集合的関係や操作によって
構成的に生成することができるようにした。
- 時間論理などの時間に関することに特化した論理ではなく、さまざまな
種類の状況に用いることができるようにした。
本研究の成果は以下に発表されている。
- 大森正則、東条敏。第25回人工知能基礎論研究会、人工知能学会研究会
資料 SIG-FAI-9601、pp。156-161、1996.
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