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今回試作するソフトウェアは、次のような構成要素からなる
(図
)。
図: ソフトウェアの構成
- 編集系(Editor)
ワークステーション上でマウスとキーボードを用いて、図形とテクストにより
表現された並列プログラムを入力/編集するためのサブシステム。
- 翻訳系(Translator)
編集系で入力/編集された図式を、KLIC のプログラムに翻訳するサブシステム。
トレーサが必要とする情報(図形の相対的位置やシンボルテーブルなどの情報)
も生成する。
- トレーサ(Tracer)
KLIC 上で実行されるプログラムの実行過程と結果を視覚的に表示するための
サブシステム。
- ライブラリ(Library)
KLIEG で利用可能なプロセス定義およびパターン定義のライブラリ。
平成7年度は、編集系と翻訳系の設計と試作を行った。トレーサについては、
非常に簡単なものを設計・試作したが、効率およびスケーラビリティに問題
があり、まだ実用レベルには達していない。編集系およびトレーサが稼働し
ている様子を図
に示す。画面の左側が編集
系のウィンドウであり、右側がトレーサのウィンドウである。
図: 編集系とプロトタイプトレーサ
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