next up previous
Next: ソフトウェアとしての成果 Up: 研究上の成果 Previous: 制約の連言の導入

制約の優先度に関する制限の緩和

本来の制約階層理論に照らし合わせれば,すでに述べたような制約の優先度に 関する制限を緩和するには,最小2乗法に類似の処理が必要となる.しかし, 本研究では,真に同じ強さとして組にされた2つの制約について,動的にその 順序を適切に決定することで,この問題の効率的な解決を達成した.

この手法では,最小2乗法のような処理を用いていないが,2つの制約の誤差の 2乗和は,最小2乗法の場合に比べて高々2倍程度で抑えることができる.この ため,実用上,ユーザーが不便を感じる可能性はほとんどなくなったと言って よい.



next up previous
Next: ソフトウェアとしての成果 Up: 研究上の成果 Previous: 制約の連言の導入



www-admin@icot.or.jp