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現在,以下のような課題が残されている.
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Java版で拡張された機能について性能評価を行う.特に,制約の連言がある場
合について,単なる性能測定ではない,詳細な分析を行う必要があると考えて
いる.
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ConstraintSetで,3つの制約を扱えるようにする.現在のHiRise 制
約解消系は,2つの制約を組にすることしかできない.このことは,2次元の
GUIを応用対象としている限り,あまり問題とならないが,3次元のアプリケー
ションに応用する場合には機能不足となる.ただし,アルゴリズム的な観点か
らは,2つから3つに拡張することは本質的な問題ではない.
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C++版のHiRise 制約解消系を更新する.今のところ,Java版で行った機能改
良を,まだC++版には反映していない.プロトタイプ作成にJavaは便利である
が,大規模なアプリケーションを作成する場合にはC++が必須となるので,C++
版のHiRise 制約解消系の必要性も重視しなければならない.
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制約解消の効率を向上する.特に,現在は導入していない,行列の疎性を利用
したオーダリング法を前処理として採り入れる方式が有望であると考えている.
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