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今年度の作業内容は以下の通りである。
- ドキュメントの整備:
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パターン指向の可視化技術に関する英文ドキュメントを新たに作成した。
また,日本語版でのみ提供されていたマニュアルの翻訳作業を行い英語版を作
成した。
主として国外のユーザにとっての利便性が向上するものと期待される。
- 例題集の充実:
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探索問題を解決するためのフレームワークを作成した。
このフレームワークはKLIEG のビジュアルパターンとして実現されている。
そして,以下のような変更が容易に行える。
- 探索の対象となる問題の置換
- 探索の戦略の置換
このフレームワークは,便利なソフトウェア部品として単純に利用することが
できるだけでなく,ビジュアルパターンを活用して柔軟なソフトウェアを構成
するためのコーディングスタイルを示す例題として参考にすることもできる。
- ソフトウェアの改良・整備:
-
Linux/x86 版のリリースのためにコードの整理,バグの修正,チューニング作
業などを行った。
その結果,昨年度のソフトウェア成果である KLIEG version 3.0 (Solaris版)
とほぼ同等の機能を有する Linux/x86 版 KLIEG が安定して動作するようになっ
た。
デスクトップパソコンだけではなくノートパソコンでの利用も可能となるため,
モバイル環境での利用可能性が大幅に向上すると期待される。
なお,中間報告で可能性を示唆したハイパーテクスト型ドキュメントシステム
との統合に関しては,簡単なデモが可能なレベルのものを試作した。
しかし,まだ動作が不安定であるため,今年度中のリリースは見送ることとした。
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