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本ブラッシュアップ研究で目指したGUI機能は以下であった。
- 推論の証明木のグラフィック表示
- 知識ベースのグラフィック表示
- 操作コマンドはすべて、マウスによるボタン・メニュー操作に移行する。
- オーダソート論理のインタプリタ機能とGDA機能を単体で
利用できる。
これらに対し、本リリース版では、以下のような達成結果となった。
- 証明木のグラフィック表示については、
GDA計算実行時の具体レベル、抽象レベルの証明木に加えて、
オーダーソートインタプリタ機能の独立化として、
類推、演繹の各モードにおける推論の証明木を表示が可能となった。
- 知識ベースのグラフィック表示については、
概念階層のツリー表示のみは実現できた。
しかしながら、ホーン節の表示はテキストの方が見やすいという
実験におけるユーザの感想があり、現版では、
GUIウィンドウ中の一部にテキスト表示を行うに留めた。
- 操作コマンドのボタン・メニュー化については、すべて実現できた。
- オーダソート論理のインタプリタとGDA機能の独立利用については、
前者の独立化は実現できたが、後者に関する機能は提供できなかった。
しかしながら、オーダソート論理の入門者のための便宜を図るという目的には
前者の独立化によって一応可能となった。さらにその際の証明木もグラフィカルに
表示されるため、上記入門者への一定の配慮は達成できたと考えている。
次に、本ブラッシュアップによる副産物であるGUIのためのライブラリを
独立利用可能にして、研究者の便宜を図ることも提案した。
この点に関しても、独立モジュールとして利用できることはもちろん、
詳細な外部仕様書および内部仕様書を添付できた。
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