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今後の課題としては,以下の点が挙げられる.
- MGTP-BFについての課題
コストがしきい値を超えるとしきい値を更新し,
最初から計算を行っているが,分岐の無い場合にも繰り返しを行う.
この点を改善する必要がある.また,本研究ではコストを持つ場合について
言語とMGTPを拡張した.しかし,実際の問題においては確率を与える場合
も多いので,確率を扱えるように拡張することが課題である.
この場合は単純にコストの和を取るのではなく,確率の計算が必要となる.
- NHM法についての課題
本研究でNHM法を扱うことができるようになったが,NAFの入った
プログラムに対しての考慮が全くされていない.NAFを含む一般論理
プログラムに対してのNHM法の適用は今後の大きな課題と言える.
- 拡張NHM変換についての課題
ゴールからのトップダウンシミュレートを行うことにより,ゴールに
到達するサブゴールのみに推論を絞れるが,
経路が多く存在する場合には,トップダウンシミュレートの後の
ボトムアップ計算時にコストに基づいて計算を行う.このため,
ゴールに到達する経路のみに絞っても計算時間が増加してしまう.
この問題を解決するために,NHM 変換によるトップダウンシミュレートの
ときにコストに基づく探索を行ない,その後のボトムアップ計算では
コストに基づく計算を行なわないように拡張することが課題となる.
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