理解度確認問題(一階述語論理)

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「一階述語論理」のスライドの最後にある練習問題(以下に再掲)を再度検討しよう.

練習問題: 指定された述語記号や関数記号を使って, 「 」内のそれぞれの文を一階述語論理式で表現せよ.

  1. v(X) : X は野菜である,e(X) : 私は X を食べる
    1. 「野菜以外(の食べ物)は何でも食べます」
    2. 「野菜は食べません」
    3. 「食べる野菜も食べない野菜もあります」
  2. p(X,Y) : XY の親である, X=Y : XY は同一人物である)
    1. 「どんな人にも,親がちょうど二人いる」
  3. 述語記号は数学の等号や不等号(=,<など),関数記号は数学の ×(掛算), 定数記号は自然数および問題文に出てくる記号のみを使用
    1. 「k はm とn の公約数である」
    2. 「k は素数である」

以下に,いくつかの問について誤答例 (完全に間違っているものから惜しいものまで含みます)を示します. 色が赤に近いものほど大きな誤りです. これをヒントに,すべての問の正解を書いてみてください. 提出は不要ですが,自信がない場合は上田あてに質問をしてください. アドレスは ueda.thisistoberemoved@ueda.info.waseda.ac.jp から ".thisistoberemoved" を取り除いたものです.

答案が構文的に正しい 論理式になっていれば,表現された内容が「どのくらい惜しいか」 によって部分点を与えることもできますが, 論理式の形になっていないもの, 特に述語記号の引数に論理式を書いてしには特に注意してください. 限定記号(∀,∃)のつけ忘れや余分な限定記号も, 論理式の内容を根本的に変えてしまうので要注意です.

  1. 『野菜以外は何でも食べます』

  2. 『食べる野菜も食べない野菜もあります』

  3. 『どんな人にも親がちょうど二人いる』

  4. 『k は m と n の公約数である』


Last update: July 14, 2009