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考察・感想

予想よりはやいプログラムになった。コーディングの上ではまだ効率の良くな い部分が残っているが、アルゴリズムの設計の段階で計算コストを下げている ので、全体としては十分高速になったかと思う。

次に問題点であるが、このプログラムは 4 of a kind を逃す可能性がある。こ の欠点を克服するには、4 of a kind を優先的に配置する流れを追加して、良 い結果を出すほうを選ぶのが効果的だろう。 また、可能性は低いが、同カインドで9枚または13枚の連番カードがあった場 合ストレートフラッシュを見逃してしまう。 ストレート検索時のAの処理も完全なものではないので ストレートを見逃す場合がある(これは単に手抜きである)。

わりと自由にKLICでプログラムが書けるようになったと思う。 ただ、文法などを全く知らないところからスタートしたこともあり、 今から見ると随所に効率の悪い書き方をしているところがある。 得点計算部以外でもベクタ等を使うべき所があるし、 マージャも組み込みのものを使ったほうがよい。 とはいえ、自分としては予定どうりの、わりと満足のいくプログラムである。 高速性に関して言えば(少なくとも開発に使った環境では)予想以上であった。