利用方法



klitcldのコンパイル

まず、ユーザプログラムからの要求を受けて実際に Tcl/Tk による処理を行うプログラムである klitcld をコンパイルする必要があります。
トップディレクトリにある、付属の Makefile を利用して make します。
各自の環境により、適宜 Makefile 内の定数の定義等を変更してください。
特に、インクルードファイル及びライブラリファイルのあるディレクトリ名の指定を正しく行うようにして下さい。
Tcl/Tk のライブラリも必要なので注意してください。

ここで生成された実行ファイル「klitcld」は、klitcl を用いたユーザプログラム実行の際には必ず必要となります。

klitcl を使用した KLIC プログラムのコンパイル

klitcl を利用する場合は、klitcl のソースリストである「klitcl.kl1」と、ユーザの書いたプログラムを一緒にコンパイルすることにより、klitclを組み込んだ実行ファイルを得ることができます。
大抵の場合は、以下のようにすればよいでしょう。(ユーザプログラム名を prog.kl1、実行ファイルを prog にする場合)
% klic -o prog klitcl.kl1 prog.kl1

実行のしかた

あらかじめ klitcld を実行しておき (foreground でも background でもよい)、その後に、KLIC によりコンパイルされたユーザプログラムを実行します。このとき、klitcld と KLIC ユーザプログラムは、同一のホストで実行しなければなりません。

例題を参考にしてください。

なお、異常終了した場合など、ソケットがそのまま残ってしまう場合があります。その場合は、"/tmp/klitclsoc"を削除するようにしてください。