Parade: PARallel Active Database Engine
- Copyright (C) 1996-1998 by Haruo Yokota,
- Japan Advanced Inst. of Sci. and Tech.,
- 1-1 Asahidai, Tatsunokuchi, Ishikawa 923-1292, Japan.
Contents
- 特徴
- 実行環境
- ディレクトリ構成
- インストール方法
- 使い方
- 注意
特徴
広範囲のデータベース処理を前提にしており,動的な経営判断や株の
動向解析といったビジネス分野も対象にしているが,現バージョンは
まだ必ずしも安定していないため,実験的利用が望ましいと思われる.
サーバーの関係代数レベルのストリームインタフェースは,KLIC で
書かれたアプリケーションプログラムに対してデータベース利用をサ
ポートする.
用意されたアクティブルールによって能動的にデータベースの内容を
チェックして条件を判断し,定められた動作を行うことを目標に作ら
れており,以下の機能を持つ.
- 効率良い動作のため,ネステッドトランザクションをサポートし
ており,子トランザクションのアボートは,親トランザクション
に影響を与えない.
- データの排他制御においては分散デッドロック検出を行い,処理
の集中を避けている.
- データベース操作は,関係データベース演算を基本としており,
水平分散されたデータに対して並列検索処理を行う.
- ユーザインタフェースは,インタラクティブな SQL クライアント
を複数持てるのと同時に,KLIC からの関係代数レベルのストリー
ムインタフェースも用意している.
- KL1プロセスのsuspend/resume機能を利用したルール処理機構によ
り,能動的なデータの更新・検索等をネステッドトランザクショ
ンの保護の下で効率よく実行できる.
- KLICのジェネリックオブジェクトを用いたページ単位のI/O処理,
および関係代数処理のオブジェクトに対するメソッド化により,
従来のtermioによるバージョンと比較して10倍程度の性能を有する.
実行環境
- nCUBE2:nCX 5.105a 3.4.0 (要 nbsd, nsdisk)
- SunOS 4.1.3
- Solaris 2.4 for Sparc
- Solaris 2.6 for Intel
- 386 BSD (BSDI BSD/OS 2.0.1)
- FreeBSD (RELEASE 2.2.5)
- NEWS: NEWS-OS 6.1.1
ディレクトリ構成
- COPYRIGHT
- Readme-E.html
- Readme-J.html
- use-of-software-E
- use-of-software-J
- rdbhosts
- Makefile
- common/
- client/
- sqlclt/
- dict.kl1
- hostname.kl1
- parser.kl1
- sqlclt.kl1
- uif.kl1
- oqlclt/
- hostname.kl1
- paraio.kl1
- uif.kl1
- dict.kl1
- oqlclt.kl1
- parser.kl1
- server/
- access.kl1
- access0.kl1 (obsolete)
- access1.kl1 (obsolete)
- algebra.kl1
- condition.c
- create.kl1
- deadlock.kl1
- delete.kl1
- drop.kl1
- exec.kl1
- gobjdef.h
- gpage.c
- insert.kl1
- join.kl1
- lock.kl1
- log.kl1
- node_io.kl1
- processor.kl1
- projection.kl1
- rdbserv.kl1
- selection.kl1
- trans.kl1
- rule.kl1
- btree/
- bt_add.kl1
- bt_del.kl1
- bt_del1.kl1
- bt_del2.kl1
- bt_del3.kl1
- bt_get.kl1
- bt_name.kl1
- bt_page.kl1
- bt_pagename.kl1
- bt_util.kl1
- btinit.dat
- btree.kl1
- coding/
- Makefile
- decoder.kl1
- encoder.kl1
- fastio.kl1
- util/
- Makefile
- util.kl1
- rel/
- Makefile
- attributes
- audit
- dept
- emp
- faculty
- relations.skel
- nrelations.skel
- rule
- newrel/
- doc/
- papers.tex
- parade_doc.tex
- sun/
- client/
- sqlclt/
- Makefile
- oqlclt/
- Makefile
- javaQBE/
- readme
- index.html
- makefile
- DropPanel.java
- ScrollableTable.java
- GroupTable.java
- SelectPanel.java
- Attribute.java
- QbePanel.java
- Tag.java
- AttributePanel.java
- QbeSettingPanel.java
- TagTable.java
- AttributeTable.java
- QueryAttributes.java
- VStackLayout.java
- QueryCreate.java
- Client.java
- QueryData.java
- Communicate.java
- QueryDelete.java
- Const.java
- QueryDrop.java
- CreatePanel.java
- QueryInsert.java
- server/
- Makefile
- catalog.kl1
- socket/
- paraio.kl1
- socket.kl1
- ncube/
- client/
- Makefile
- server/
- Makefile
- catalog.kl1
- socket/
- paraio.kl1
- socket.kl1
インストール方法
- Unixマシンの場合 (ex. sun)
- トップディレクトリで"make" or "make sun" を実行して下さい.
- nCUBE2の場合
- nCUBE2用のKLICを準備して下さい.
- nCUBE2用のKLICをお持ちでないときは,以下のメールアドレスに連絡して下さ
い.
- Email: miyazaki@jaist.ac.jp
- nCUBE2のホストにログインし,トップディレクトリで "make ncube" を実行し
て下さい.
使い方
使い方の詳細については,./doc/parade_doc.tex を参照して下さい.
この ./doc/parade_doc.tex は,ASC版 LaTeXのソースファイル
であり,参照前にコンパイルする必要があります.
注意
- 本システムは,まだ実験/開発段階であり正常な動作を必ずしも保障していませ
ん.そのため,間違った入力によりシステムが異常停止したり,障害が発生すること
がある.
- 現在,クライアントでcreateもしくはdropしたテーブルは他のクライアントに
自動的に反映されない.反映させるためにはクライアントのリスタートが必要であ
る.
- Sun版は,ソケットを利用した通信に非同期I/Oを使用しているが,OSまたは
KLICのバグと考えられる,クライアントのサーバ接続直後のハングアップを起こす
ことがある. このような状態に陥った場合は,クライアントを強制終了させて,
再接続した方がよい.2,3度試みてもハングアップする場合は,サーバを再起動す
ることを試みた方がよい.
- NEWS-OS 6.1.X を使用する場合は,/etc/socketconf の default を
syscall から sockmod に変更する必要がある.これは,ソケットの動作仕
様をSunと同等にするものである.もしこの操作がなければ,クライアント
をサーバから正常に切り離せなくなる.