PSIを第一ステップとして、第五世代コンピュータ完成に向けて、様々な角度からのアプローチが続きました。 プロセッサを100〜1,000台接続した大規模並列推論を行うことで処理能力を飛躍的に向上させる並列推論マシンの開発、並列推論記述言語の開発、自然言語の理解やプログラムを自動生成する高度なソフトウェアシステムの開発など、各分野での研究開発成果は、様々なフィールドで成果を上げました。 プラント見積りシステム、LSI知的CAD、知能ロボット、知的CAI、原子炉異常診断、人工衛星診断システムなど、従来のコンピュータでは成し得ない分野での高度の知識処理が可能になりました。 AIワークステーションPSIの出現は、新世代の幕開けを知らせると同時に、90年代の社会基盤に大きなインパクトを与えようとしていました。 |