遺伝子情報処理システム


近年、遺伝情報を担う核酸配列やアミノ酸配列が次々と読み取られ、遺伝情報の解析が大きな課題となっています。

このような状況の中で、ICOT では遺伝子情報処理を並列応用として、いち早く取り上げ、配列解析のアライメントに関し、並列技術を生かした独自の並列反復改善法を開発しました。

それまで、コンピュータによる自動アライメントは信頼性が悪く、熟練した生物学者の手作業に頼っていました。それに対し、 ICOT で開発した方法では、手作業による修正をあまり要しない、綺麗にまとまった、高品質なアライメントが実現できました。

ここでは、PIM-m で256台のプロセッサーの働きをご覧にいれながら、 ICOT で開発した、並列反復改善法によるアライメント処理をお見せします。

また、アライメントのワークベンチも開発しました。これはアライメントの作業と関連の配列解析を一緒に行える計算機環境です。

このワークベンチがどのようなものか、どのような使われ方をするのかもご説明します。

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