並列推論マシン PIM


並列推論マシン(Pallel Inference Machine (PIM))とは、ICOT で開発された並列計算機です。

ICOT では、5種類の PIM が開発されましたが、代表的なものとして、 PIM-m と PIM-p について、このビデオでは紹介しています。

PIM-m は、最大で256台のプロセッサーが16×16の碁盤の目上に結合された、疎結合構造の並列計算機です。

1台のプロセッサーは、CPU やネットワークインタフェースが入ったボードとメモリボードの2枚が一組でできていて、それぞれのプロセッサーはネットワークインタフェースを通じてのみ、互いに接続されています。

これに対して、 PIM-p ではクラスタと呼ぶ8台のプロセッサーが一塊になった構造が、ハイパーキューブネットワークにより接続されて、これら8台のプロセッサーから共有メモリが見えます。

このように PIM-m と PIM-p は異なった構造を持っています。

このビデオでは、PIM の動作状況が一目で分かる、パフォーマンス・モニターを用いて、PIM-m と PIM-p の動作状況をご覧にいれます。

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