ここでは、並列マシン上の応用プログラムについて説明します。 プログラム開発に使用しているマシンは、マルチPSIです。8本の筐体に64台のプロセッサが収められています。マシンの構成は、PIMモデルmと同じ二次元格子接続です。 応用プログラムの例として、プラパズルを使いました。プラスチックのピースを、箱に詰める問題を解きます。 全部で3106とおりの異なる詰め込み方が求まりました。 パフォーマンスメーターを使って、64台のプロセッサの稼動状況を見ます。一台のプロセッサの場合と比較して、約50倍速く解くことができます。 並列処理には注意や工夫が必要です。効率よく問題を解くための並列アルゴリズムと、すべてのプロセッサに均等に仕事を割り付ける負荷分散が、重要課題です。 続いて、高速に解くことに重点に置いた応用を三つ、賢く解くことに重点を置いた応用を二つ紹介します。 |