属性項


属性項は、オブジェクトとその性質(属性)を表す項で、 以下のような形をしています。

例えば、以下が属性項です。

mozart/[born = 1756, dead =/= 1790] りんご/[形=球状]|{りんご.色 == 赤い} 図形[番号=1]/[形 -> 長方形]

ここで、突然 注意 です!!!

「付帯属性」について、もう少し詳しく説明しましょう。

付帯属性

付帯属性はオブジェクトの性質を表すもので、 Quixote では 以下の形をして
いて、 性質継承(属性継承) の 対象となります。

例えば、

原料=炭酸水, 形 -> 平行四辺形, 趣味* >* {スキー,小唄}

などです。

属性項制約

属性項制約は、以下の形をしています。

例えば、

X=/=1970, 図形_1.形 =< 長方形, 競技:V &in {スキー,テニス}

などです。

このように Quixote では、「属性項制約」を導入することによって 制約表現 を許しています。 また、 ドット項 を導入し、 その 変換規則 を 用いることに
よって、全ての属性項をオブジェクト項+包摂制約と 同値にしています。
(詳しいことは、 ドット項 参照して下さい。)
「属性項とオブジェクト項+包摂制約が同値」であることから、 付帯属性 の "->" などの意味は、包摂制約 "=<" で考えれば良いことに気づかれたと 思います。同様に、上記の 付帯属性 属性項制約 は上から順に対応してます。


集合

上記の 付帯属性 属性項制約 から分かるように、 Quixote では、属性項の
中で集合を扱うことができます。

また、集合と単一項を結び付けるものとして、 element of (属性項制約の中では、 &in, &ni )が 導入されています。


Quixote 構文の索引