例えば、 「日本でサイダーは無税か?」 と問いたくなったとします。それは、 Quixote では、最初の四角の中に書かれているように表されます。

先ほど説明した例題では、日本に関する知識(ルール)は、 「日本ではサイダーは炭酸水から作られる。」と 「日本ではノンアルコール飲料は無税である。」 の2つでした。 それらは Quixote では2番目の四角の中のように表されます。

これらに対する、問合せの Quixote の答えは、 最後の四角で囲まれたものです。 これは 「日本ではサイダーがノンアルコールなら yes です。」 を表しています。 IF の部分が仮定で、データベースにはない知識を示しています。 Quixote では、知識の「部分性」という特徴に対応していて、 データベースは完全ではないという立場に立っているので、問い合わせでも このように仮定(データベースに欠けている情報)を返します。

これに対して、知識処理のきっかけとなった prolog という言語は 仮定を返さず、 Quixote の方が拡張されています。