まず、 知識には「局所性」 という特徴があります。つまり、 サイダーは日本では炭酸水から作られますが、西洋では 違うということなどです。 また、サイダーがアルコールかどうかに関しても、 米国と英国では全く違います。もし、「米国では」とか、 「英国では」という知識の局所性を認めないと、 矛盾することになります。

次に、 知識には「部分性、あるいは open 」 という特徴があります。 サイダーの例で言うと、最初から世界のサイダーに 関して正しい知識を持っている人は少なく、 海外旅行や本を読むなどして初めて、世界にはいろいろな サイダーがあることを知ります。つまり、データベースを 構築しようとする時、全ての知識を把握できていることは 少ないのです。

他に 知識は「共有、あるいは構造化」 されています。 サイダーの例でもお分かりになると思いますが、国、組織、グループなどで 常識などの形で知識は共有、構造化されています。

Quixote は、このような知識の特徴に対応できるよう 設計されています。