プログラム「サイダー」に見られる知識の特徴
プログラム「サイダー」 の知識
に含まれている、知識の主たる特徴を説明しましょう。
- 知識の局所性
- サイダーは日本では炭酸水から作られますが、西洋では違うように、
知識には「局所性」があります。
同様に、サイダーがアルコールかどうかに関しては、米国と英国では
全く違います。もし、「米国では」とか、「英国では」という知識の
局所性を認めないと、矛盾することにもなってしまいます。
- 知識の部分性/open
- サイダーの例で言うと、最初から世界のサイダーに関して正しい
知識を持っている人は少なく、海外旅行や本を読むなどして
初めて、世界にいろいろなサイダーがあることを知ります。
つまり、データベースを構築しようとする時、全ての知識を把握
できていることはまれです。
- 知識の共有/構造化
- サイダーの例でもお分かりになるように、国、組織、グループなど
常識などの形で知識は共有、構造化されています。
ここに挙げた知識の特徴に、 Quixote は対応できるように
設計されています。具体的には、
- 知識の局所性 ----- モジュール
- 知識の部分性/open ----- オブジェクト識別性
- 知識の共有/構造化 ----- モジュール継承
で対応しています。
知識の特徴