「ウィーン売買条約第II部」の問合せと答えの例2


「ある解釈の元で、申入れは、申込となっているか?」という問合せを 考えましょう。

例えば、ある取り引きは以下の慣習があったとしましょう。

	20年来の取り引きで、20年前の申入れの時には物品名を
	書いたが、年一度交わされるその年の申入れには、物品名を
	わざわざ書かない。
このような事例に対して、
	20年前の申入れに物品が示されているなら、その年の申入れも
	物品を示しているとする。
という解釈があったとします。この解釈の元で、 「申入れは、申込となっているか?」を問いたくなったとします。

Quixote では、以下のように記述できます。

	?- def:申込[順番=0];;
	   &program;;
	   &rule;;
	   fact::申入れ/[物品を示す=yes] <=
		fact:20年前の申入れ/[物品を示す=yes];;
	   &end.
	


次に答を示します。

上記の解釈を用いないで、「申入れは、申込となっているか?」と 問うた場合、例えば、

	IF fact:申入れ.物品を示す==yes
	THEN YES
	IF fact:申入れ.内容が十分明確である==yes
	THEN YES
	
と答が返されていたのに対し、上記の解釈を用いると、
	YES 
が返されます。