各 PIM モジュールの仕様

全 PE 数 [1] ノード構成 疎結合ネットワーク
PE 数 メモリ バス容量 (最大) トポロジ バンド幅[2]
PIM/p 512 8 256 MB 130 MB/s 6 次元ハイパーキューブ 33 MB/s × 2
PIM/m 256 1 80 MB 40 MB/s[3] 2 次元メッシュ (16 × 16) 8 MB/s
PIM/c 256 8 160 MB 200 MB/s クロスバ (32 × 32) 40 MB/s
PIM/i 16 8 320 MB 30 MB/s --- ---[4]
PIM/k 16 4[5] 1 GB[6] 80 MB/s (両階層とも) 2 階層キャッシュ ---
Multi-PSI 64 1 80 MB 25 MB/s[3] 2 次元メッシュ (8 × 8) 10 MB/s

[1] PE は要素プロセッサ (Processing Element) の意. [2] ノード・ノード間でリンク双方向合わせた値.
[3] メインメモリとキャッシュ間のスループット. [4] クラスタ同士は SCSI バスで接続.
[5] ミニクラスタは 4 PE から成る. [6] 16 PE で共有されている.

PE アーキテクチャ
命令セット プライベートメモリ [7] キャッシュ方式 (状態数 [8]) キャッシュサイズ
PIM/p RISC +
マクロ呼出
IIM (8 K 語, 1 語 = 6 バイト),
LM (2MB, キャッシュ経由でアクセス)
スヌープ,
書込無効型 (4)
64 KB
PIM/m マイクロプログラム WCS (32K 語, 1 語 = 64 ビット) 書戻型 (3) 5 KB (i), 20 KB (d) [9]
PIM/c マイクロプログラム レジスタファイル (256W),
WCS (32K 語, 1 語 = 104 ビット)
スヌープ,
書込無効型 (5)
80 KB
PIM/i 長命令形式
(LIW)
LM:
160Kバイト (i), 80Kバイト (d) [9]
スヌープ,
書込更新型 (6)
160 KB (i), 160 KB (d) [9]
PIM/k RISC LM:
128Kバイト (i), 128Kバイト (d) [9]
2 階層スヌープ,
書込無効型 (4)
1 階層目: 128 KB (i), 256 KB (d) [9]
2 階層目: 1 MB (i), 4 MB (d) [9]
Multi-PSI マイクロプログラム WCS (16K 語, 1 語 = 53 ビット) 書戻型 (3) 20 KB

[7] WCS はマイクロプログラムメモリ, IIM は内部命令メモリ, LM はローカルメモリの意.
[8] ロック状態を除く.
[9] (i) は命令, (d) はデータの意