平成10年度 委託研究ソフトウェアの提案

14.並列ビジュアルプログラミング環境: KLIEG Version 3.0

研究代表者: 柴山悦哉 助教授
東京工業大学大学院情報理工学研究科



[目次]

  1. ブラッシュアップ対象ソフトウェア名称
  2. 体制/方法
  3. 想定されるブラッシュアップ成果

[ブラッシュアップ対象ソフトウェア名称]

[体制/方法]

(1) 体制

 氏名 所属
研究代表者柴山 悦哉東京工業大学大学院 情報理工学研究科
研究協力者高橋 伸東京工業大学大学院 情報理工学研究科
研究協力者志築文太郎東京工業大学大学院 情報理工学研究科
研究協力者豊田 正史東京工業大学大学院 情報理工学研究科

(2) ブラッシュアップの方法

1.英文ドキュメントの拡充
本人以外のユーザを増やすために,英文のユーザズガイドを作成する。

2.例題集の拡充
通常のテクスト言語で記述した場合に,少なくとも 1,000 行程度の規模となるプログラムを複数例題として用意する。


[想定されるブラッシュアップ成果]

  1. ブラッシュアップ項目

  2. 上記のブラッシュアップによるユーザの立場からみた改善点

    1. 英文ドキュメントの拡充

      国外の日本語が読めない研究者にとって,今まで KLIEG システムには操作マニュアルがないに等しい状態であった。添付資料から,KLIEG システムのことを概念的には理解し,興味を感じたとしても,具体的な操作方法がわからないために利用をためらう者も多かったと予想される。操作の基本的な方法を示した英文ドキュメントを用意することにより,これら潜在的利用者の利便性が大幅に改善される。

    2. 例題の拡充

      KLIEG システムはパターン機能を最大の特徴としているが,この機能の効果的利用方法を例示した資料が今までほとんど存在しなかった。したがって,KLIEG システムを普通のビジュアル言語環境と同様,トイプログラムしか作れない環境と誤解した利用者もいたものと想像される。オブジェクト指向言語の世界におけるフレームワークに相当するプログラムを KLIEG の例題として与えることにより,利用者は KLIEG システムの潜在能力をより容易に理解できるようになる。

  3. 上記のブラッシュアップ以外のソフトウェア機能の改良

    この項目にはあえてチェックしないが,以下のような改良を予定している。

    そのため,99年1月までにバージョンアップを行う。


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