平成10年度 委託研究ソフトウェアの提案 |
研究代表者: | 柴山悦哉 助教授 |
東京工業大学大学院情報理工学研究科 |
| 氏名 | 所属 |
研究代表者 | 柴山 悦哉 | 東京工業大学大学院 情報理工学研究科 |
研究協力者 | 高橋 伸 | 東京工業大学大学院 情報理工学研究科 |
研究協力者 | 志築文太郎 | 東京工業大学大学院 情報理工学研究科 |
研究協力者 | 豊田 正史 | 東京工業大学大学院 情報理工学研究科 |
平成9年度の成果ソフトウェアには,KLIEGシステムを概念的に説明する英文の資料が添付されていた。しかし,システムの具体的な使用方法に関する説明資料を英文で用意するにはいたらなかった。今年度は,昨年度の成果ソフトウェアに添付した日本語版のユーザズガイドに対応する資料を英文でも用意する。さらに,システムのバージョンアップに対応した改訂作業も行う。ユーザズガイドの分量は A4 版で30ページ以上となる予定である。
平成9年度の成果ソフトウェアには,いくつかの例題を添付した。しかし,ほとんどは非常に単純なプログラムであり,負荷分散を行いながらN-queens問題を解くプログラムがもっとも複雑なものであった。今年度はもう少し規模の大きな例題を用意する。具体的には探索のフレームワークを含め,テクスト言語で1,000行程度のものを複数用意する。
国外の日本語が読めない研究者にとって,今まで KLIEG システムには操作マニュアルがないに等しい状態であった。添付資料から,KLIEG システムのことを概念的には理解し,興味を感じたとしても,具体的な操作方法がわからないために利用をためらう者も多かったと予想される。操作の基本的な方法を示した英文ドキュメントを用意することにより,これら潜在的利用者の利便性が大幅に改善される。
KLIEG システムはパターン機能を最大の特徴としているが,この機能の効果的利用方法を例示した資料が今までほとんど存在しなかった。したがって,KLIEG システムを普通のビジュアル言語環境と同様,トイプログラムしか作れない環境と誤解した利用者もいたものと想像される。オブジェクト指向言語の世界におけるフレームワークに相当するプログラムを KLIEG の例題として与えることにより,利用者は KLIEG システムの潜在能力をより容易に理解できるようになる。
この項目にはあえてチェックしないが,以下のような改良を予定している。
そのため,99年1月までにバージョンアップを行う。
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