平成10年度 委託研究ソフトウェアの中間報告 |
研究代表者: | 長谷川 隆三 教授 |
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九州大学 |
以上の他に,a)リアルタイムに証明木を表示(これまでは証明終了の後に表示 していた)するための推論部と表示部のマルチスレッド化,b)EmacsLispによる MGTP編集モードの作成,c)分離の規則を含む問題による探索制御法の評価,d) 区間制約処理のための予備実験,e)畳込み(補題生成による探索空間の刈込み) 機能のCMGTPへの導入,f)畳込み機能を備えたMGTPのN逐次実行方式 による並列化,を行っている.
WWWブラウザがMGTPの基本ユーザインターフェースとなる.システムの 試用とダウンロードができるホームページを開設する.証明が進むにつれて証 明木が図示され,証明終了後には数々の統計情報が表示される.証明木は必要 に応じて拡大・縮小することができる.また証明途中で証明を中断し,それま での証明過程をナビゲーションすることもできる.証明再開にあたっては,探 索法の変更や探索の省略などを指示できる.このような図的インターフェース の他に,従来のコマンドラインによるインターフェースも提供し,バッチ的処 理も行える.