平成10年度 委託研究ソフトウェアの 成果ソフトウェア |
研究代表者: | 近山 隆 教授 |
東京大学 工学系研究科電子情報工学専攻 |
本システムは,並列論理型言語 KL1 の処理系 KLIC 3.002 版に 世代方式 Garbage Collection(GC) を実装したものである. KLIC 処理系は,短寿命な制御用データ構造を,プログラム中から 明示的に利用する通常のデータと同じヒープ領域に割り付ける 設計となっている.これは,処理系の構造を単純にしている反面GCに 掛ける負担を大きくしている. 本システムでは,様々なデータ構造を割り付けるヒープ領域を, 比較的長時間保持されているデータを格納する領域と回収率の高い最近 割り付けたデータを格納する領域に分割し,GC処理の負担を大幅に軽減させた. そして,KL1 プログラムの実行時間を数%〜20%程度改善した.
本システムは, ほぼすべての一般的な UNIX システム上で 変更せずに動作すると思われる. なお,以下の環境では動作確認を行なった. ・Solaris 2.6 (SPARC 版) ・Solaris 2.6 (Intel 版) ・Solaris 2.5.1 (SPARC 版) ・Linux 2.0.31 (Intel 版) ・FreeBSD 2.2.8
klic-3.002-GGC2.5/ |- Configure Configuration スクリプト |- README KLIC 3.002 版の readme (英語版) |- README.j KLIC 3.002 版の readme (日本語版) |- README_GGC.j KLIC 3.002 GGC 2.5 版の readme (日本語版) |- README_GGC KLIC 3.002 GGC 2.5 版の readme (英語版) |- compiler |- *.* KL1 コンパイラ のソースプログラム. |- documents |- *.* KLIC のドキュメント. |- include |- klic |- *.* KLIC インクルードファイル. |- runtime |- *.* KLIC ランタイムのソースプログラム. |- test |- *.* テストプログラム.
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