平成10年度 委託研究ソフトウェアの 成果ソフトウェア |
研究代表者: | 周 能法 助教授 |
九州工業大学 |
DJ(Declarative Java)は,有限領域上での制約プログラミングを可能とした Javaの拡張である. DJは2つの目的で使用できる. 1つは,グラフィカル・ユー ザ・インターフェース(GUI)の構築のためである. Javaでは,ユーザが適切な レイアウトマネージャを選ぶ(時にはグラフィカルコンポーネントのサイズや 位置を決める)必要がある. 一方DJでは,ユーザは, GUIを構成するコンポーネ ントとコンポーネント間の関係を,制約を利用して記述するだけでよい. コン ポーネントの幾何学的な属性値はすべてシステムが決定する. 2つめの目的と して,DJは制約充足問題(CSP:Constraitn SatisfactionProblem)を記述/解決す るための汎用ツールとして役立つ. CSPであるため,ユーザはその問題におけ る変数や制約を記述するだけでなく,解をどのようにグラフィカルに表示する かも記述できる.
PC(Windows95/NT)とSparc(SunOS or Solaris)で直接稼働するバイナリを用意 してある. 他のプレートフォームで稼働するためには,まずB-Prolog(Version 3.1)をインストールする必要がある. (http://www.cad.mse.kyutech.ac.jp/people/zhou/bprolog.html)
sparc/ --- sparcで稼働するシステム win32/ --- Windows-95/Windows-NTで稼働するシステム examples/ --- プログラム例 doc/manual.ps --- マニュアル(PSフォーマット) use-of-software-E --- 著権作(英語) use-of-software-J --- 著作権(日本語) Readme-E --- Readme(英語) Readme-J --- Readme(日本語)
**注意:生成されたJavaプログラムをコンパイルするのに,JDK1.1以上のJava コンパイラが必要である. Sparcにインストールする ----------------------- 1. ファイル"dj.tgz"を$HOMEディレクトリに保存する. 2. ファイルを解凍する. 3. "$HOME/dj/sparc"を環境変数"path"に追加する. 4. これで,"dj"は,DJプログラムをJavaプログラムにコンパイルするコマンド となる.それの使い方を"dj -help"で見ることができる. Windows-PCにインストールする ---------------------------- 1. ファイル"dj.tgz"を"c:\"ディレクトリに保存する. 2. "dj_win.tgz"を解凍する. 3. "C:\dj\win32"を環境変数"path"に追加する. 4. これで,"dj"は,DJプログラムをJavaプログラムにコンパイルするコマンド となる.それの使い方を"dj -help"で見ることができる.
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