平成10年度 委託研究ソフトウェアの 成果ソフトウェア

(13)DJ:Javaに基づく制約言語とシステムに関する研究

  
研究代表者: 周 能法 助教授
九州工業大学

DJ Version 0.5 beta


[ソフトウエアの特徴]

DJ(Declarative Java)は,有限領域上での制約プログラミングを可能とした
Javaの拡張である. DJは2つの目的で使用できる.  1つは,グラフィカル・ユー
ザ・インターフェース(GUI)の構築のためである.  Javaでは,ユーザが適切な
レイアウトマネージャを選ぶ(時にはグラフィカルコンポーネントのサイズや
位置を決める)必要がある.  一方DJでは,ユーザは, GUIを構成するコンポーネ
ントとコンポーネント間の関係を,制約を利用して記述するだけでよい.  コン
ポーネントの幾何学的な属性値はすべてシステムが決定する.  2つめの目的と
して,DJは制約充足問題(CSP:Constraitn SatisfactionProblem)を記述/解決す
るための汎用ツールとして役立つ.  CSPであるため,ユーザはその問題におけ
る変数や制約を記述するだけでなく,解をどのようにグラフィカルに表示する
かも記述できる.

[環境]

PC(Windows95/NT)とSparc(SunOS or Solaris)で直接稼働するバイナリを用意
してある. 他のプレートフォームで稼働するためには,まずB-Prolog(Version
3.1)をインストールする必要がある.
    (http://www.cad.mse.kyutech.ac.jp/people/zhou/bprolog.html)

[ファイル構成]

sparc/             --- sparcで稼働するシステム
win32/             --- Windows-95/Windows-NTで稼働するシステム
examples/       --- プログラム例
doc/manual.ps   --- マニュアル(PSフォーマット)
use-of-software-E  --- 著権作(英語)
use-of-software-J  --- 著作権(日本語)
Readme-E          --- Readme(英語)
Readme-J          --- Readme(日本語)

[インストール]

**注意:生成されたJavaプログラムをコンパイルするのに,JDK1.1以上のJava
        コンパイラが必要である.

Sparcにインストールする
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1. ファイル"dj.tgz"を$HOMEディレクトリに保存する.

2. ファイルを解凍する.

3. "$HOME/dj/sparc"を環境変数"path"に追加する.

4. これで,"dj"は,DJプログラムをJavaプログラムにコンパイルするコマンド
となる.それの使い方を"dj -help"で見ることができる.


Windows-PCにインストールする
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1. ファイル"dj.tgz"を"c:\"ディレクトリに保存する.

2. "dj_win.tgz"を解凍する.

3. "C:\dj\win32"を環境変数"path"に追加する.

4. これで,"dj"は,DJプログラムをJavaプログラムにコンパイルするコマンド
となる.それの使い方を"dj -help"で見ることができる.

[FTP]


www-admin@icot.or.jp