平成10年度 委託研究ソフトウェアの 成果ソフトウェア

(9)集合制約ソルバーに関する研究

  
研究代表者: 佐藤 洋祐 教授
立命館大学理工学部情報学科

集合制約ソルバー


[特徴ある機能]

本ソフトウェアは集合ブール環を係数環とするブール多項式環におけるグレブナ基底と
comprehensiveグレブナ基底の計算プログラムおよびこれを利用した集合制約ソルバー
の3つから成り立つ. 今回のリリースでは、グレブナ基底の計算部分を、われわれが新たに
開発したアルゴリズムによって書き直した. これにより旧版とは比べものにならない程の
スピードアップが達成された. 新アルゴリズムは基本的に並列アルゴリズムであるので、
逐次処理用のプログラムの他に並列処理用のプログラムも作成した.
逐次のものでも旧版よりは格段に速いが、並列版を用いるとさらなる高速計算が可能になる.

[必要な環境]

本ソフトウェアはKLICを用いて制作しているので、利用するには、KLICの処理系が必要である.
並列版においては、さらにPVMが必要になる.

[ソースプログラムの分量とファイル構成]

README-E		このファイルの英語版

README-J		このファイル

RELEASE_NOTE-E		配布ノート(英語版)

RELEASE_NOTE-J		配布ノート(日本語版)

s_setsolver.kl1		新ソースプログラム(逐次処理用)

p_setsolver.kl1		新ソースプログラム(並列処理用)

setsolver.kl1		旧ソースプログラム(1996年度に公開)

manual.tex		ユーザーマニュアル(英語版)

manualj.tex		ユーザーマニュアル(日本語版)

parallel.tex		並列計算用プログラムの操作マニュアル(英語版)

parallelj.tex		並列計算用プログラムの操作マニュアル(日本語版)

background1.tex		このソフトウェアを使用するにあたって必要と思われる
			バックグラウンドの理論概説を記したLatexのソースコード(英語)

background2.tex		今回のリリースで採用した新アルゴリズムに関する理論概説
			を記したLatexのソースコード(日本語)

example/		実行例が収められたディレクトリー

  benchmark1-4		逐次版の実行例

  parallel1-4		並列版の実行例

use-of-software-J	ICOTフリーソフトウェア(IFS)の利用にあたって

use-of-software-J	ICOTフリーソフトウェア(IFS)の利用にあたって(英語版)

[FTP]


www-admin@icot.or.jp