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背景と目的

KLICは、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)の機能を持って いないため、ユーザがデータを入力したい場合などは、テキストに よるデータの入出力しか行えなかった。テキストの入出力も使いや すいとは言えないため、アプリケーションの利用が困難であるといっ た問題があった。

今回我々が対象とした、KLICの視覚的インタフェース(klitcl)と、 KLICとJavaのメッセージインタフェース(javakli)は、この問題を 解決し、KLICのプログラムに簡単にGUIを提供するものである。 klitclは、スクリプト言語で簡単にGUIが記述できるTcl/Tkをグラ フィカルインタフェースとして用いるものである。また、javakli は、インタネット上のアプレットなどで注目されるJavaを用いるも のであり、Java AWTを用いて様々な環境でKLICプログラムのGUIを 利用することが可能となる。

今回は、これら2つのインタフェースについて、ユーザが利用する 場合に利用しやすい環境を提供するため、操作説明書や例題の拡充 を行った。また、javakliではインタフェースの機能を拡張して、 KLIC側からJavaのオブジェクトを操作する機能を追加し、さらに使 いやすいインタフェースを提供する。



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