MGTP の証明探索機構として遺伝的手法を用いる方式を考案した。モデル生成 法と遺伝的アルゴリズムとは、両者とも広義の生成・検査法に属する手続きに 基づくという点で類似しており、組み合わせの親和性が良いと考えた。小さな 問題記述ながら深い推論を必要とし、巨大な探索空間を有する問題の典型とし て、Condensed Detachment 問題を選んで実験を行った。極めて単純な遺伝子 コーディングと適応度評価を用いたにも関わらず、従来のMGTPより短い証明を 発見するなど良好な結果が得られた。