平成9年度 委託研究ソフトウェアの中間報告 |
研究代表者: | 溝口 文雄 教授 |
東京理科大学 理工学部経営工学科 |
R2はKL1のシンタックスを拡張したものであり,エージェント階 層間の通信をストリームで行なう際,通信チャネルの省略を可能 にした言語である.この言語を用いて,既に昨年作成されている マニピュレータ群によるマルチエージェントシステムの記述を行 ない,プログラムコード量が33%削減されたことを確認してい る.
次に,本研究のテーマでもある移動ロボットとマニピュレータ, 及び視覚センサ間の,すなわち異種ロボティックエージェント間 の協調システムをR2上で記述した.これにより本言語R2と記述形 式D2を用いることで,様々なロボティックエージェントが統一し た枠組で簡潔に記述できることを示した.