平成９年度　委託研究ソフトウェアの成果ソフトウェア

(19) KL1 のスレッド実行の高速化

研究代表者：　中島　浩　教授
　　　　　　　豊橋技術科学大学情報工学系

ゴール・スケジューリング最適化 KLIC（スレッド高速化版）


		マシン：UNIXマシン
		環境：UNIX
		言語：C, KL1
		ソース量：10MB
		文書：ユーザーズマニュアル(日本語)

解析情報を利用したスケジューリング最適化による、並列論理型言語KL1処理系KLICの改良版

現在公開されているKLICは、細粒度のゴール・スケジューリングを行うため、プログラムによってはそのオーバヘッドにより速度が大幅に低下する。

本処理系では、KL1プログラムの依存解析を行い、実行順序を静的に決定可能なゴール群をスレッドとしたコードを生成することによって、プログラムのスケジューリング最適化を行う。なおスレッド実行のためのスタック機構の改良により，昨年までの版に比べてスレッドの実行速度が大幅に改善されている。

ただし、現在のバージョンでは解析系の実装が不完全なため、使用できる組込述語は限られる。また、分割コンパイルには対応していない。

オリジナルに対し、以下のディレクトリ内のファイルに変更を加えた。

また、以下のディレクトリを追加した。