マニュアルの品質を向上させ,ソフトウェアの利用度を向上させる. マニュアルも開発対象のソフトウェアであるから,ソフトウェアエ ンジニアリングの手法を用いて,開発計画を立て,最終の成果物を 得る手続きを研究するとともに,戦略的に作成したマニュアルをソ フトウェアプロダクトに添付することで,一層の利用拡大を目指す.
一般に,ソフトウェアマニュアルは,初心者から専門家までに及ぶ 広い範囲の読者対象を持つ.各階層において適切な対応が求められ ている.本研究では,利用対象を絞り込み(文科系・社会科学系研 究者),対象読者の要望に答えるマニュアルの作成を目指す.ユー ザーモデルの検討と,マニュアルの開発工程,および各工程での利 用対象者の視点に立つ技術検討を実施する.
この結果を基に,IFS日本語(形態素)解析パッケージ用マニュアル を再編成し,マニュアル構成を変更する.