平成8年度 委託研究ソフトウェアの概要

(4) KL1 のゴール・スケジューリング最適化

研究代表者: 中島 浩 助教授
       京都大学大学院工学研究科


       本調査研究では、KL1 のゴール・スケジューリング方式をプログラムの性質に適合させることにより最適化し、KL1 実行系における性能上の問題点として最大のものである並行性制御に伴うオーバヘッドを大きく軽減することにある。そのため、ゴール間のデータ依存関係の解析により最適な逐次実行シーケンスを求める最適化コンパイラと、その結果に基づいて逐次化されたプログラム断片を逐次化の効果を最大限に生かして効率的に実行する実行系を新たに開発する。

研究の期間  平成8年6月1日より平成9年3月末日
       (昨年度から継続2年目)
研究従事者
中島 浩   京都大学大学院工学研究科情報工学専攻 助教授
(現・豊橋技術科学大学 情報工学系教授)
大野 和彦  京都大学大学院工学研究科情報工学専攻 博士課程2年
伊川 雅彦  京都大学工学部工学研究科情報工学専攻 修士課程2年
津邑 公暁  京都大学工学部工学研究科情報工学専攻 修士課程1年

www-admin@icot.or.jp