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研究の背景と目的

制約知識を利用して新しい概念や高度な概念を学習する概念学習システムを設 計し、KLIC を用いてその処理系を作成するという予備研究を平成7年度に行っ た。本研究はこの経験をふまえて、述語論理を基にした概念学習システムの設 計と作成を行い、学習機能を有する知識ベースシステムとしての評価実験を行 う。

高度な知識処理システムの実現には、知識ベースシステムの高度化が必要であ る。知識ベースシステムの一つとして、概念学習機能を知識ベースシステムに 具備させることにより、新しい概念や高度な概念を獲得するアプローチがある。 本研究では、述語論理を用いて表現された概念や事実からなる知識ベースを基 に、制約知識を利用して新しい概念や高度な概念を学習する対話型概念学習シ ステム CONCEPT-LR を設計し、その処理系を KLIC を用いて試作することを目 的としている。処理系の試作にあたっては、ユーザとの対話的な学習環境を実 現するための使い易いインタフェース機能と、学習機能の並列化による対話的 応答性の改善に留意した。またシステムの応用として、概念学習機能を備えた 貿易データベースの検索システムの構築を行う。



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