平成7年度 委託研究ソフトウェアの概要

(15) 一般化 LR 法を用いた頑健な並列構文解析に関する研究

研究代表者:國藤 進 教授
      北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科


本調査研究は、システムの文法に適合する文のみならず,実際のテキストや対 話文によく現れる様々な非文法的表現や誤りを含む文(不適格文)を処理でき る頑健な自然言語解析システムツールの構築を目的とする。不適格文を一般的 に「文中にn箇所の、終端記号(単語)あるいは、非終端記号(句)レベルの、脱 落、挿入および置換誤りを含んだ文」として捉え、そのような不適格文を解析 し、誤り箇所と誤り種別を同定し、その誤りを修正する、頑健な構文解析ツー ルを開発する。開発環境は PIMOS 上と UNIX 上の両方の KL1 システムとする。 高い並列度および既存の計算機用ツールと連結した汎用的なシステムの実現を 目指す。


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