平成7年度 委託研究ソフトウェアの概要 |
本調査研究は、システムの文法に適合する文のみならず,実際のテキストや対
話文によく現れる様々な非文法的表現や誤りを含む文(不適格文)を処理でき
る頑健な自然言語解析システムツールの構築を目的とする。不適格文を一般的
に「文中にn箇所の、終端記号(単語)あるいは、非終端記号(句)レベルの、脱
落、挿入および置換誤りを含んだ文」として捉え、そのような不適格文を解析
し、誤り箇所と誤り種別を同定し、その誤りを修正する、頑健な構文解析ツー
ルを開発する。開発環境は PIMOS 上と UNIX 上の両方の KL1 システムとする。
高い並列度および既存の計算機用ツールと連結した汎用的なシステムの実現を
目指す。
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