マシン:UNIXマシン 環境:UNIX 言語:C, KL1 ソース量:8MB 文書:ユーザーズマニュアル(日本語)
本処理系では、KL1プログラムの依存解析を行い、 実行順序を静的に決定可能なゴール群をスレッドとした コードを生成することによって、プログラムのスケジューリング最適化を行う。
・対象プログラムの依存解析による、 ゴールの静的スケジューリング(スレッド化) ・スレッド化されたコードの生成による、 スレッド内ゴールの実行オーバヘッド削減 ・スレッド単位の動的スケジューリングによる スケジューリングのオーバヘッド削減 ・各スレッドの環境をスタックで保持することによる、 ヒープに対するGC回数削減
ただし、現在のバージョンは評価用の試作版のため、 並列実行や分割コンパイルに対応していない、 使用できる組込述語が限られる、といった制限事項がある。
・ compiler 最適化版コンパイラ ・ runtime 最適化版ランタイムシステム ・ include/klic 最適化版インクルードファイルまた、以下のディレクトリを追加した。
・ org-comp 従来版の compiler と同じ内容 ・ sched-test テストプログラム