1つの実験例として、作業スペースにブロックが散乱しており、それをボック スに片付けていく片付け問題を本研究では取り上げる。また、実験環境として、 縦180cm、横180cmの作業スペースに、垂直多関節型5自由度マニピュレータを4 台配置し、動的環境の対応のためにこの作業スペースを上から視覚センサが捕 らえている環境を考える。この環境において、マルチエージェントロボットシ ステムを設計する。
そのために本研究では、KL1によるKLIC処理系で動作可能なロボット言語を設 計する。ロボット言語は、複数のモジュールからなり、そのモジュールには、 行動オペレータを始めとして、計画作成オペレータ、環境監視オペレータ等の 複数のオペレータが存在するように設計する。