
図 2 甲女の事件における論理展開 |
HELIC-IIの結論は自然言語の文章でユーザーに示される。以下の例は市之助
事件で使われた被告の論理展開をまず示した後に出力される適用情報である。
市之助の状態【気絶する_1】と太郎の状態【負傷1】は共に【傷害】である。
蒲田が市之助に行った行為【放置する_1】と乙が太郎に行った行為【置き去り2】は
共に【放置する】である。
浦田は市之助の状態【気絶する_1】を確認しなかった。同様に乙は太郎の状態【負
傷1】を確認しなかった。
浦田が市之助に行った行為【放置する_1】には市之助の死亡という目的がなかった
と同様に乙が太郎に行った行為【置き去り2】には太郎の死亡という目的がなかった。
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