デモの構成
Quixoteは演繹オブジェクト指向データベースのためで知識表現言語である
だけでなく、制約論理型言語、データベース・プログラミング言語、状況プログ
ラミング言語などの多くの特徴を備えている。
Quixoteの基本的な特徴とその有効性を、以下の4種類のデモで示す。
- Quixoteの基本的な特徴
- 状況推論への応用
- 分子生物学データベースヘの応用
- 法的推論システムTRIAL
Quixoteの基本的な特徴
オブジェクト
Quixoteの中心となる概念はオブジェクトである。オブジェクトは、オブジェ
クト識別子(OID)と属性(プロパティ)の集合とからなる。OIDは複合オブジェ
クトで表現する。たとえば
はOIDであり、前者は appleという概念を、後2つは固有の属性を持ったapple
の部分概念を表している。非固有の属性は
のように“/”の右に書く。
オブジェクトはルールによって内包的に定義することもできる。
包摂関係と属性継承
OID問には包摂関係
が定義できる。
この拡張として apple[color=red]
apple も定義できる。属性は包摂関係とそ
の拡張の集合問のHoare順序
による制約として表現できる。
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