概要 Kappa-P(Knowledge Application-Oriented Advanced Database Management System)は、PIM上の並列データベース管理システムである。このシステム は、知識情報処理システムや知識べース管理システムに、効率的なデータベース 管理機能を提供するものである。 特徴 非正規関係モデル 複雑な構造のデータを効率的に処理するために、非正規関係モデルを採用し ている。これは、集合構成子と属性の階層構造をもつため、関係モデルに比 べ、データ構造を自然に表現できる。 データ配置と並列処理 各クラスタごとに問合せ処理能力をもっているため、非正規関係の分散配置 や、一つの非正規関係を複数のクラスタに分ける水平分割によって、クラス タ間の並列処理が可能になる。クラスタ内で、主記憶と二次記憶の両方に複 製を配置する擬似主記憶データベースは、クラスタ内並列処理をねらう。 応用プログラムの取り込み 同じマシン上で動作する応用プログラムとの通信量を減らすため、応用プロ グラムの一部を問合せ処理をおこなうクラスタで実行する機能を持つ。
![]() Kappa-P システム構成 |