概要 電子装置を対象として、構築・保守が容易で、かつ過去の事例からの学習によ る適応能力を持った故障診断システムの実現を目的とする。また、その並列処理 による高速な実行を目的とする。この目的のために、診断対象装置の構造・動作 に関する知識に基づくモデルベース診断技術、経験的知識の学習・利用による適 応型診断技術、及び、並列処理技術の研究開発をおこなった。 特徴 モデルベース診断 診断対象装置の構造、動作に関する知識を用いたモデルベース診断により、 専門家へのインタビュー等による診断知識べ一スの作成が不要。 経験的知識の学習・利用による適応型診断 過去の故障事例から、診断対象装置を構成する各部品の故障確率分布を学習 する。これを診断に利用することにより、経験を積んだ専門家と同等の効率 的な診断が可能。 並列処理技術 Mu1ti-PSIを用いた並列処理により、高速な診断及び学習が可能。
![]() システム構成図 |