閉会の辞

平成10年12月2日(水)午後8時過ぎ、審査委員会が無事終りました。各コースの授賞者も決り事務局としてはほっと一息つき、さぁ授賞者に連絡しなければ、と新たに気を引き締めました。予備評価されている委員の方々の感じから必ず授賞者は決るものと確信していても、もし授賞者が決らなければどうしようと心配でした。予算の範囲内なら、質は落さず出来るだけ多くの授賞者を選んで頂ければ、受賞された方々には喜んで貰えるわけで、事務局としても願ってもないことです。

今回は過去の経験を踏まえて募集プログラムを「エントリ・コース」「スピード・コース」「アイデア・コース」の3つのコースに分けました。結果的にKLICに初めて取り組んで頂いた多くの方にも、当コンテストに参加して、楽しんでもらえたものと確信しております。過去を振り返っても仕方のない事ですが、初めからこのような形式で行なえば、もっと多くの方に参加して頂けたのではとちょっぴり後悔しております。

受賞される方々にその旨の連絡をしている過程で、「スピード・コースへもチャレンジするつもりでしたが、別の論文の締切と重なって断念しました」とのコメントが二三寄せられました。そうしたコメント以外にも同じような言葉を応募期間中に聞きました。勿論、学生の皆さんにはそちらの方が大事です。しかし主催する方としてはできるだけ多くの皆様に参加して頂きたいわけで、なんともはがゆい限りです。

当初は試行錯誤的に取り組んだ当コンテストですが、今回を含めて3回実施し、事務局としてもやっと要領を得る事ができました。事務局としての「役目」を体験して、これからはその経験を生かせる筈なのですが、今回をもちまして一応区切りとする事となります。期間中はもとより何かと不手際、いたらぬ事もあったと思います。改めて当コンテストへのご協力、有難う御座いました。別の形で当コンテストが復活される際には、変わらぬご支援をお願い致します。

最後にKLICタスクグループのメンバをはじめ実行委員の方々には多大なるご協力並びにご教示、心より感謝致します。有難う御座いました。