この作品は要素が密で重複が多いと思われる場合には, ベクタ構造を要素の重 複数の数え上げ表として用いて, 高速化をねらっている。要素がまばらな場合 にはマージソートを用いる。この方式は重複が非常に多い場合にはかなり有利 になり得る。速度上の性能だけからすると, このプログラムがもっとも安定し た高性能を示したが, ベクタ構造とマージソートを組み合わせて用いるあたり のプログラムの構成がややわかりにくく, またベクタ構造を使うか否かの判定 にアドホックな定数を用いているあたりが若干評価を低くした。