特に、講習会や普及のための解説や教育用テキスト作成などにも力を入れた。 このようにして作成されたAITECの開発したソフトウェアやドキュメント。
実施に当たっては、 これらの研究者に対して研究開発テーマを公募し、 オープン、かつ 競争的な方式で選考し委託した。4年間にわたり、 IFSの改良、拡張や、新規に知識処理や並列記号処理分野の ソフトウェア作成を行った。この拡大IFS研究開発プログラムによって 作成されたソフトウェアはのべ70本となった。
(H7年度 22本、H8年度 27本、H9年度 22本、H10年度 19本)
KLICシステム等は、ほどんど書き直され機能、性能ともに大幅にアップしました。 さらに、KLIC講習会などを開催し、同時に教育用の解説資料などを充実を図り、 この分野の先進的研究成果が大学などに継承してもらう努力を行いました。
しかし、インターネット上に分布する無数の知識ベースなどから、目的とする知識の 集合を収集しようとインテリジェント・エージェント技術や、自然言語処理技術を 応用し、ホームページから有用な知識を収集する技術などが活発に研究されるように なってきました。再び、人工知能や知識処理の技術が求められう時代となって きました。第五世代フリーソフトウェアは、このような技術の基礎となる多くの 先駆的な技術や手法を含んでいます。