![]() | |||
−米国に見る産業の空洞化防止戦略とわが国の対応策について− | |||
★AITECセミナ2002の発表概要と、発表で使用した資料(pdf)を掲載しました。 下記の「資料(pdf)」をクリックすると、資料を表示/取得できます。 | |||
●セミナ概要 | |||
●講演の要旨、プレゼンテーション資料 | |||
(1)米国に見る先端技術研究開発の構造と産業の空洞化防止戦略
資料(pdf-276KB)
| |||
![]() |
米国は1980年代に国際競争力が低下し、産業の空洞化を招いたが、
国家主導の下に産業構造の改革を行い、今日の繁栄をもたらした。
この時米国が行った空洞化防止策は、@新分野の開拓とそれによる
新産業・新市場の創成を促す構造(フロントランナー構造)の構築、
およびAプロパテント政策の強化と拡大に大別できる。 このセミナでは主として上記のフロントランナー構造に焦点を当て、 その具体的内容と国による支援の制度や仕組みについて紹介した。 さらに、この米国の成功例を参考にして、わが国が日本版フロントラ ンナー構造を生み出すために何をなすべきかの提言も行った。 |
||
(2)わが国におけるIT研究開発拠点の国内立地とその発展のための条件
資料(pdf-391KB) | |||
![]() |
近年、製造拠点の海外流出に加えて、優秀な人材の確保を目的と
した研究開発拠点の海外流出も始まり、わが国産業の空洞化が問題
となっている。技術貿易時代と言われる21世紀において、わが国の産
業がかつての競争力を取り戻すためには、国内に強力な研究開発体制
を作り上げ、オリジナルな新技術を自力創成するとともに、その新技術
が市場で製品として花開ける環境を作り上げねばならない。 このセミナでは、IT産業界の有識者に対するヒヤリング調査から得ら れた意見を元に、わが国の産業を、研究開発拠点の国内立地を基盤 としたフロントランナー構造へと転換するための課題の指摘と提言を 行った。 |
||
(3)米国のIT研究開発計画における成果と産業や社会に対するインパクト (事例: 電子図書館と電子政府、インフラストラクチャーとツール) 資料(pdf-585KB) | |||
![]() |
米国政府は、IT関連の研究開発投資に賭けて、IT革命をもたらし、強い米国を復活
させた。そこで、二つの米国の政府支援研究開発プロジェクトー@電子図書館と電子政
府、Aインフラストラクチャとツールーを取り上げ、技術的評価のみならず、@技術
の融合、進化、拡大、発見、A関連産業をも含む産業競争力の強化、Bパートナー
シップの拡大、C社会へのインパクトといった21世紀に向けた新たな研究開発に対す
る評価基準で研究成果の評価を行い、以下の米国から学ぶべき点を明らかにした。 @国が一丸となっての研究開発支援 A進化、拡大につながるテーマ選択、連携、パートナーシップ B研究開発の効率化 C次世代を担う人材を生み出す大学に向けての強化 |
||
●セミナに関するアンケート結果(pdf-42KB) |