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- 21世紀:技術貿易時代の覇者を目指す米国のIT研究開発戦略 -

★8月30日、31日に実施したAITECセミナ2001で発表した資料(pdf)を掲載しました。
下記の「資料(pdf)」をクリックしてください。

セミナ概要


●講演の要旨、プレゼンテーション資料

  1. 技術貿易時代の覇者を目指す米国のIT研究開発戦略と
    わが国の行うべき改革について
    資料(pdf-538KB)
    内田俊一: AITEC 研究所長
    21世紀の最も重要な商品は特許などの知的財産権(IPR)やノウハウなどの「知識」=「ライセンス」と言われ、「ライセンス」無くしては、「物」の生産ができない時代が到来した。IT革命で一歩先んじた米国はすでにこのような時代に向けた仕組み・法制度を整え、重点的な中長期テーマへの投資を開始している。このセミナーでは、このような米国の動向について報告した。また、わが国の抱える問題点の指摘と改革提言も行った。


  2. 米国の政府支援研究開発におけるIPRの扱いについて 資料(pdf-259KB)
    牧村信之: AITEC 主任研究員

    米国は、「国家の国際競争力の源泉は、個別企業の市場競争力にある。」との信念の もとに、米国政府支援研究開発の知的財産権について、新知識創生、技術貿易時代を 先取りした以下の政策、制度、仕組みを実施してきている。今回のセミナでは以下を 中心に紹介した。
    1. 技術の創出に向けた中長期研究開発への財政支援と推進体制の強化。
    2. 創出された技術の積極的な保護政策として、
      1. 民間による知的財産権の取得と保有を促す法整備 
      2. 特許権保護範囲の拡大
      3. 特許侵害に対する賠償責任の強化
    3. TLO、ベンチャキャピタルとの連携、民間知的財産権仲介移転サービス等のよる 知的財産権の商業化メカニズム。


  3. 米国IT R&D計画進捗報告書(BlueBook)にみる研究開発戦略 資料(pdf-1.3MB)
    若杉康仁: AITEC 主任研究員

    毎年大統領予算教書の補足資料として、会計年度開始前に公開される通称BlueBook は米国政府支援の IT 研究開発の進捗状況、計画の技術的部分が詳細に記述されている。内容は専門的で量も多く、読み切るのに一苦労するが、IT 関連者必見の資料と言われ ているものである。今回のセミナでは、FY2001BlueBook を中心に、米国の IT 研究開発の戦略を紹介した。


●セミナに関するアンケート結果
セミナにてご出席の皆さまからご回答頂きましたアンケートの集計結果(pdf-1MB)をご報告致します。

Q: 本日の報告会は、有用な情報を提供するものでしたか。

上記はアンケート中の設問(4)の集計結果ですが、この結果から、今回のセミナが参加いただいた多くの方に有用な情報を提供できたことがうかがえ、主催者一同喜んでおります。ここに掲げたデータの他にも、いろいろなご意見、ご指摘を頂きました。これらは今後の調査研究活動に生かしてまいります。引き続きご支援のほどよろしくお願いします。